夜勤は特別養護老人ホームにつきもの

特別養護老人ホームでは24時間体制でサービスを提供しているため、日勤はもちろん夜勤のシフトもあります。
そのため、介護の仕事には興味はあるけど夜勤が不安という方も少なくないでしょう。

特別養護老人ホームの多くは、1日を2つの時間帯に分ける「二交代制」のシフトを採用しています。
例えば、日勤が9時~17時までの8時間勤務、夜勤が17時~翌朝9時までの16時間勤務のようなシフトです。
利用者が就寝している間の巡回業務が主な仕事で、レクリエーションなどがなく業務量は少ないため、スタッフ人員が日勤よりも少ないのが特徴です。
また、特別養護老人ホームにより異なりますが、夜勤の回数は月に4~5回が平均的で、基本給とは別に夜勤手当がもらえます。
夜勤明けとその翌日は基本的に休みとなるため、しっかり休養をとれることも夜勤ならではのメリットでしょう。

とはいえ、夜勤に慣れていない方にとって、普段は寝ている時間に働くことは身体への負担が大きいですよね。
夜勤による負担を軽減し、体内サイクルを乱さないためには、夜勤前後の過ごし方が重要です。
ひとつは、夜勤前に寝だめをしないことです。
必要以上に睡眠をとると、眠りが浅くなりかえって身体は疲れてしまいます。
それから、夜勤後は帰宅してすぐに仮眠をとり、日中は普段通りに過ごしてください。
さらに、その日の夜はいつもよりも早めに就寝すると良いでしょう。
また、夜勤中に仮眠をとることも疲労回復には効果があります。
仮眠室を設けている特別養護老人ホームも多く見られますので、ぜひ活用しましょう。